すべてはあの方のために

昨日関西圏での放映を終え、本日、関東圏(他)での黒執事Ⅱの1話が放映されました。
1話を見て下さった皆様、ありがとうございました!

初代・TVアニメ黒執事の放映を終えてから約1年3ヶ月、ほんとにほんとにお待たせしました。
これから数ヶ月間、初代を引き継ぎ、二代目・TVアニメ黒執事が皆様の生活を少しでも黒で彩れる娯楽になれましたら、幸いです。




追記では1話に関するネタバレがありますので、まだ放映されていない地区の方は放映されてから読んで下さいませ。

つらつらと1期が終わってから今日の放映までのこと、ここ半年にあったこと、心境なんかを語っております。
1話をもう見られた方で、なんとなく原作者やアニメスタッフが2期に対してどういう目標を持って、何をしてたのか知りたい、という方はつづきへどうぞ。
半年分だからわりと長めです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1話見てない人は絶対見ちゃだめですよ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いいですか???

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

悪魔とダンスだ!

 

 

 

 

 

悪魔とダンスだ

 ※クリック原寸!超デカイです。気をつけて。

 

 

 

まず最初に。

ファンの皆様、半年間モヤモヤさせてごめんなさい。

1月31日に2期の発表があってから、たくさんの…
そりゃあもうありえないくらいたくさんのメッセージを頂きました。

その内容の過半数が
 


「セバスチャンとシエルがいるからこその黒執事じゃないのか」
「セバスチャンとシエルを待っているファンを原作者であるお前が置き去りにするのか」
「自分の作品のキャラに愛情がないお前は原作者失格だ」
 


というお言葉でした。
切実な訴えしかり、お怒りの御言葉しかり。なんというか、まあ…正直フルボッコでした(笑)
これでもか!!という枢に対する苦情をメーラーのスクロールバーが2センチ以下になるほどの長文で頂いたりもして、ちょっと泣きたくなったりもしつつ…(苦笑)
あの発表以来頂いている苦情やお叱り=セバスチャンやシエルが皆さまから受けている愛情の大きさだと思い、すべてきちんと読んで噛みしめさせて頂きました。ありがとうございます。
その時に、皆さんにきちんとしたお返事をできず、ごめんなさい。
メールの答えをここでさせてもらおうと思います。



皆さんのおっしゃるとおり、「黒執事」にとってセバスチャンとシエルという存在は必要不可欠です。



これは、どうしたって変え難い事実です。

しっかり理解しております。


ワタシは「漫画・黒執事」の原作者で、自分の作品とそれを愛して下さる皆さんが大切で、みなさんに愛してもらった「TVアニメ黒執事」が大切です。
アニメのちょっと優しいセバスチャンと、ちょっと世間知らずで可愛いシエルが大切です。

枢にお怒りのメールを送って下さった皆さんもきっと1期を見て、その内容を支持して下さったからこそ、2期を望んでくれたのだと思います。
アニメ1期があったからこそ、2期が出来るのです。
だから2期決定のお知らせをもらったときに、原作サイドからは「1期をなかったことにする事だけはやめて下さい」とお願いしました。
ぶっちゃけてしまえば、あのラストを迎えた以上「1期をなかったことにする」のは「あったことにする」よりすごく簡単です。
でも、この短期間のうちに同じタイトルでTVアニメを作って、いきなり1期をなかったことにして2期で原作のストーリーを始めたところで、”それは違うだろう”と思うのです。

ワタシはアニメも原作も同じ「黒執事」だと思っていますが、皆さんが涙して、また動いて欲しいと望んで下さったのはアニメ1期で苦難の果てに復讐を遂げたはずの「アニメのシエル」だと思うから。
けれど、彼らの時間は1期の最終回に止まってしまいました。
篠原監督はそのラストを選択をし、ワタシもそれを許諾しました。


その後、本当にありがたいことに皆さんからのとてつもなく大きな声で、(本当にファンの皆さんの応援のおかげで)またアニメ・黒執事の時間を進める事になりました。
セバスチャン達の時間を進めるには、またシエルの目を開けるためには…そして彼らの歩んだ1期と、
その最後に悲しんでくださった、感動して下さった皆さんに見合うためには…と、スタッフさんたちと頭を付き合わせ、半年間考えた末の1月31日の2期発表でした。

一時の間は、きっとセバスチャンとシエルを望んでくれたファンの皆さんをものすごく悲しませてしまうだろう。
きっと2期スタッフも原作者も、恨まれたり嫌われたりするだろう。

せっかく半年考え抜いて、スタッフに愛されて生まれた新主従にも一時は風当たりが強くなるだろう。
どちらも覚悟の上でああいう発表の仕方をしました。
皆さんに辛い思いをさせたいなんて微塵も思ってないので、ぶっちゃけ全員涙目でした。
だって嫌われたり怒られたりするのわかってたんだもん(苦笑)
1月末のイベントでクロード役の櫻井さんも「ものっすごい出て行きづらいけど、頑張ります…!」
と、覚悟を決めて下さってました。

セバス役の小野さんが1期終了後に
”「うっそだよ~ん、やっぱ食べるのやーめた!」とは、とても気軽に言えない最終回”
と仰ってたんですが、私たちも全く同じ気持ちでした。
最終回放映後、絶賛、悲しみ、お怒り、その他もろもろ…そりゃもう凄い数のメールが届き、その沢山のメールを読みながら、ワタシは考えました。
あの最終回を迎えた以上、あっさりシエルが生き返ったのでは一体1期は、シエルの苦しみは何だったんだという事になる。気軽にシエルを生き返らせてはいけない。
 

でもやっぱり、どうしてももう1回セバスとシエルが見たい。
 

アニメスタッフの皆さんと、ファンの皆さんがそう仰って下さいました。
ありがとうございました。
おかげさまでセバスチャンとシエルが存在している2期を迎えることができました。



これから2期で語られる物語は、セバスチャンたちが登場するのかどうか始まる前にわかってしまっては成立しません。
それを2期制作決定と同時に皆さんに知らせてしまっては、せっかく皆さんが望んで下さった二期をやる意味がなくなってしいます。

おそらく最初は「???どういうこと???」という疑問が沢山浮かぶとは思いますが、続きを見て頂ければびっくりするような回答が待ってると思います。
今は詳しく話せませんが「アロイスとクロードとは一体何者なのか?」そして「何故1話までセバスチャンとシエルを初めとする原作キャラの登場を隠す必要があったのか?」という部分も今後明らかになっていきますので、物語の続きを楽しみに待って頂けたら嬉しいです。

2期は1話1話を切り離して考えることができないストーリーです。

全体を通して大きな一話とも言えると思います。
まあ、なんといいますか…とりあえず最後まで見て!見れば全部わかるから!ってことしか言えません(笑)



ただ、ひとつだけ確かに言えることは、この半年はすべては7巻の帯「さあ…坊ちゃん、目を開けて」に集約されていて、そこにたどり着くための半年間でした。

アロイスとクロード、そして旅人(笑)と一緒に、1期の続きの時間軸にたどり着くための半年間。
 

 

タブロイド誌などで、


「真相は、はじめからあなたの手の中にあります。案外とわかりやすいところにあるものです」


というようなことが書いてあったのですが、本当にそのものずばりでした。
単行本の表紙に2期が決定が発表になった時からずっと答えがそこに書いてあったんです。
「TVアニメ第二期決定!さあ…坊ちゃん、目をあけて」と。
シエルが再び目を開けますよ、ということが。
2期が発表になってから

「”さあ…坊ちゃん、目をあけて”って書いたくせに!この嘘つき!」

と、ファンの方から沢山のお叱りメールをいただいたのですが、

「そうなんです!確かにそう書きました。嘘はつきません。それが答えです。だから待っててください!」

と答えたくてたまりませんでした。
もちろん中には「あの言葉を信じます」という人もちらほらいらっしゃって、心強かったです。

信じて下さってありがとうございました(^^)
 


そして女王+白執事主従という強大な敵を1期で打ち破ってしまったTVアニメ黒執事主従のライバルとなる新主従、アロイスとクロードのトランシー家主従についてですが、話し合いの末、

正直、話の途中で普通に敵として登場をしたのでは、絶対的に君臨している主人公主従に太刀打ちできないだろうという結論に至りました。
なので今回、アロイスとクロードには「敵キャラ」として登場してもらうのではなく物語開始前から「新しい黒執事主従」として登場してもらうことになったのです。

バックボーンが不明なキャラクターに”ただものではない!”という説得力を持たせるために実力ある声優さんである櫻井孝宏さん、水樹奈々さんのお 力をお借りしました。
そういう意味ではもう1月31日からアニメ2期は始まっていました。

 

そして黒執事Ⅱにおいて、クロードとアロイスはただの「敵キャラ」という存在ではないのです。

監督もおっしゃってましたが、セバスチャンとシエルに同じく、「黒執事Ⅱ」にとって必要不可欠な「もう一組の黒執事」なんです。

ていうかニコ生で監督やK氏や清水Pも言ってましたが、ただの当て馬キャラだったらここまでしませんて(笑)

OP映像もタブロイドもGF表紙も、確かに彼らのためのものなんですから。

セバスチャンとシエルだって、そんなんしてもらったことないよ!?2期はセバスチャンとシエルだけのキービジュアルないんだよ!?(笑)

でもセバスチャンとシエルは1期の時に素敵なのを作ってもらってるので、数的には仲良く半分こです!!!

やっとお披露目された芝さん作の2対の黒執事が並ぶキービジュアルはとってもお気に入り。

 

 



この二組の黒執事を簡単に言い表すなら
セバスチャンとシエル主従が漫画黒執事で生んだ主人公ものなら、
クロードとアロイス主従はアニメ黒執事が生んだ主人公といったところでしょうか。
どちらもワタシには何者にも代え難い、大事な「黒執事」となりました。

これから、このメディアを越えた二対の主役コンビがぶつかり合いどんな展開を見せていくのか、どうぞ最期まで見守って頂けたらと思います。
放映までの間、黒執事Ⅱを引っ張ってくれたこの新主従と声優さんお二人には、感謝しても仕切れません。
今後ともどうぞよろしくお願いします。


セバスチャンとシエルが原作産の主人公といえど、彼らに勝てるかどうか…今度こそわからんぞ…とだけ言っときます!

 


 まあたぶんこんだけ言ってても、「どーせセバスとシエルがあっさり勝っちゃうんでしょ」とか思ってる人多いと思いますが(笑)

せめて4話…いや、8話…いやもうとにかく最終話まで見てから決めて下さい!

絶対損はさせないと思います。



 


それにしても…黙ってるの、めっちゃくっちゃ…辛かったですorz


あーもうほんと気が抜けた(笑)王様の耳はロバの耳ぃぃーー!!!(By芝さん)



でも、セバスチャンとシエルが出ないかもと心配してた皆さんはもっと辛かったですよね。
本当にごめんなさい。ただいま戻りました。
もう今待ってて下さった皆さんを一人一人抱きしめて回りたいです。
僕はここだよ~隣にいるよ~どこへももう行かな~い~♪(2期ED曲の歌詞@フルで聴けます)ですよ。
「鞭ばかりで辛いです。飴を下さい」とよく言われましたがこれからは痛くなるほど飴を投げますね!
楽しい企画が目白押しとなりますので、見逃さないようにして下さい!

いろいろとお話も頂いてますので、微力ではありますが枢も黒執事Ⅱのお手伝いさせていただこうと思ってます。

まずは発表されてるとこだと、DVD2巻についてくるOVA「シエル・イン・ワンダーランド(前編)」かな!

すっごい数のキャラクター衣装や小物をデザインしましたよ(笑)

2期+OVAだけで現状キャラの衣装と小物設定がフルカラーで100枚越えてるぞー!2期もいっぱい着替えるぞ-!(ちょっとネタバレ)

いやあ…ずっと水面下でやってたもんで…。

仕事サボッてる風に見えたかもですが実はいろいろやってました(笑)
ずっと溜めてた分、これからちょっとずつ、皆さんにお披露目して行けたらいいなと思います。

 



2月3日の日記(1月31日のレポ)にも
”皆さんにまだ見たことがない「新しい黒執事」をお届けするため、スタッフ一同力を合わせて放映開始の7月を目指したいと思っております。”と、書いてましたが…
やっと「新しい黒執事」の本当の意味を発表できますね。

”焼き直しじゃない、再放送じゃない、すべてが新エピソードの誰も見たことがない「新しい黒執事」”

です!
セバスチャンみたいなことしてごめんなさい!!!!!!!!!!!!!!

セバスチャンとシエル、クロードとアロイス。
二組の黒執事。
「黒執事Ⅱ」を、どうぞよろしくお願いします。
事情がどうあれ、悲しませてしまった方が居たことは事実。
お詫びは結果を出していくしかないと思うので、きっとアニメスタッフさんが燃え尽きるまで頑張って下さると思います。もちろんワタシも原作を頑張ります!
いろいろテンコ盛り+超動く!という豪華なアニメになってます。どうぞよろしくお願いします!!

がんばれ!最後まで走り抜けろ黒執事Ⅱ!ワタシも走るぞ!

 

 

 

 





あ、それから…最後に。
公式HP、公式Twitter、過去のアニメ誌、GF、ブラックタブロイド、GFブログ、枢のブログ…
「公式ではセバスチャンのように絶対ファン(ご主人様)に嘘だけはつかない事!」
と、決めていました。
全部本当のことしか書いてありませんので、もっかい読んでみて下さると嬉しいです。

特にブラックタブロイドの熊さんが書いてくれた小説は、是非もう一度読んでみて頂きたいです。

1話を見た後にもう一度読むと、あの小説の語り手が本当は一体誰だったのかがわかると思います。
”鋼鉄の壁で四方を隔された枯れた森”の中で”トンチンカンな自問自答”をしていたのは、実は”彼”だったんです。
出だしのルイス・キャロルのアリスのようなトンチンカンな反義語は実は本当の事。
個人的に「僕は、ずっと誰かと一緒に独りだった。」の一文が本当に秀逸だと思います。
”彼”はずっと枯れた森の中で独りだったけれど、ずっと”誰か”と一緒だった。
意味、おわかりいただけるでしょうか?
枢もちょこちょことアイデア出させてもらってますが(監修的な意味で)
今回は熊さんの勝ちだな、と思います。畜生悔しいぜ(笑)
ワタシの絵も、実はトンチンカンが挿絵の主役じゃないんです。彼らが手に持っているものに注目!

やー、本当担当・熊氏の言葉の才能に嫉妬です。
あの人何で編集者やってるんだろう?
何でワタシの稚拙な漫画の編集してくれてるんだろう?謎です(笑)


そんなわけで、ワタシが描いた2期新主従のイラストにもその小説の挿絵にも、すべて”彼”を登場させています。
微睡みながら枯れた森で「誰か」の迎えを待つ彼を探してあげてください。

 

そしてどうぞ最後まで、「アニメ黒執事」の彼らの行く末を見守って頂けたらと思います。

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管理人

Author:枢やな

祝福の七日目を求め、悪魔と踊る六日間。枢やなの徒然日記。
日々精進。
まだ長い旅の途中。